リロケーションによって持ち家やマンションに入居者を迎えるにあたって、入居者の募集がスムーズに進むように、そして入居者が安心して暮らし始められるように、物件の準備・点検が欠かせません。
そこで今回は、リロケーションに向けて、オーナーが行う必要のある基本事項を整理しましょう。
入居希望者に「ここに住みたい!」と思っていただけるためにも、まず大事なのは、ハウスクリーニングや、畳・襖の張替えなど、物件の修繕・リフォームを行うことです。
ハウスクリーニングとは、床面清掃や壁・天井の埃落とし、照明器具・建具の拭き清掃、水回りの清掃、ガラス拭き清掃など。これらは物件の規模が大きくなるほど大変な作業となりますが、リロの留守宅管理では、賃貸斡旋に必要なリフォーム工事をプロの目から現状に応じて提案し、見積もり・工事を安心してご依頼いただけます。
築年数がある程度経過した物件であれば、その状態によっては、壁・天井のクロスクリーニングや床のワックス掛けなども必要となるケースがあります。ある程度の初期経費を考慮する必要がありますが、それが物件の魅力をいっそう高め、入居希望者のスムーズな獲得につながっていくのです。
また、物件からの退去時には、浄化槽を清掃し、清掃後には水を張ったうえでモーターの電源をオンにしておきます。さらに、給湯器は凍結による破裂を防止するため、退去時に水抜きをしておきます。こうしたことも、リロの留守宅管理の担当者がその都度アドバイスを行っています。
テレビも生活に欠かせない大切な設備の一つです。リロケーションをする場合、入居者が入居直後からテレビを受信できる状態にしておくことが貸主の義務となります。
ここで特に注意しないといけないのは、ケーブルテレビを利用してテレビを受信されている場合。ケーブルテレビ会社によっては、退去時に設備を撤去してしまう場合や、契約再開手数料が発生することがありますが、その際には、貸主が再設置費用や契約再開手数料を負担のうえ、設備を利用できる状態で入居者に引渡しを行う必要があります。ただ、その後の月額の使用料に関しては原則、入居者の負担となります。
このように、普段何気なく利用している設備についても、入居者が困らないように、事前にしっかりと確認しておきましょう。
そして、設備機器等の取扱説明書やリモコン、自治会・町会等の規約などは住居内に置き残します。
また、私道持分を利用して駐車スペースを確保している場合は、事前に隣家との条件確認を行う必要があります。ただし、駐車場について、マンション等において管理規約で制約を受けている場合や、100%確保されていない場合は、募集条件に「駐車場付」を加えることはできません。
火災保険についても、未加入や加入金額が不足している場合は、新規に加入・増額の手続きが必要になります。リロの留守宅管理では、グループ会社のリロ・フィナンシャル・ソリューションズが保険の取り扱いを行っておりますので、何なりとご相談ください。
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