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更新日2022年1月26日

リタイアメントビザで悠々自適な海外暮らし1

日本で仕事をリタイアしたあとは、海外で悠々自適な生活を送りたい――。そうした方々の海外での長期滞在を可能とするのが、各国が発給する「リタイアメントビザ」です。海外赴任だけでなく、こうした制度を活用して海外暮らしを実現させることで、人生の楽しみもより大きく広がっていくことでしょう。

定年退職後の海外暮らしを実現する「リタイアメントビザ」

横のつながりを深められる「日本人会」

定年退職者をはじめ、主に仕事をリタイアされた方々が各国で暮らすために発給されるビザのことです。年齢や資産・収入、就労の禁止など、国によって厳しい取得条件が設定されていますが、滞在期間に短い期限がある観光ビザと違って、長期滞在を可能とするため、まさに海外での暮らしを満喫するのに適した制度です。また、定年退職を待たずに海外でのセカンドライフを始めたいという人に対して、早期リタイアによる海外暮らしを可能とする国もあります。

日本のご自宅をリロケーションし、効果的に運用しながら、のんびりと気ままな海外暮らしを楽しむ――。これも、リタイア後のセカンドライフの選択肢としてお考えになってみてはいかがでしょうか。

長期滞在で「暮らす」からこそ得られるもの

観光ビザによって複数の国々を周遊することも、ひとつの楽しみです。ただ、海外には、短期間の旅行だけでは見えてこない魅力があります。あくせくすることなく、居を構え、のんびりと暮らすからこそ、新しい文化との出会い、地元の人との交流、緩やかな時間の流れなど、新たな人生に心の豊かさや潤いが生まれてくるものだと思います。

リタイアメントビザを活用した海外暮らしには、そうした観光とはひと味違った醍醐味があります。欧米では早期にリタイアして海外で悠々自適な暮らしを実現されている方々も多く、近年では日本でも注目が高まってきています。

ただ、滞在期間が長ければ長いほど、現地の生活に馴染めるかどうかが重要なポイントとなります。いざ暮らし始めてみたものの、想像とは違った……ということにならないためにも、滞在を希望する国を事前に複数回訪れ、生活スタイルや環境、気候、食事情、医療事情などを確認しておくことが肝要です。

リタイアメントビザの取得条件は各国によって異なる

アジア、オセアニア、ヨーロッパ、南米などの一部の国々で、リタイアメントビザの制度が設けられています。その呼び名は各国によって異なり、たとえば、海外移住先として人気が高いマレーシアでは「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム」、オーストラリアでは「投資退職者ビザ」がそれにあたります。

取得にあたっては、申請者の年齢資産、該当国外における不労収入、該当国の医療保険への加入など、各国によって申請条件が設定されています。財務に関する書類をはじめ、細かな書類が必要とされますので、各国のリタイアメントビザの取得やプランニングを専門的にサポートしている企業へ相談してみるとよいでしょう。

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