大自然が広がる農場や牧場で、ホストファミリーの仕事をお手伝いしながら、のびのびと海外暮らしを満喫――。そんな貴重な体験ができる「ファームステイ」という海外滞在プランをご存じでしょうか。通常の海外留学やワーキングホリデーなどとは違った魅力があり、プランは短期から長期までさまざま。海外暮らしの新しい選択肢に加えてみては?
ファームステイは、広大な自然に恵まれたオーストラリア、ニュージーランド、カナダでさかんに行われ、その滞在の仕方は大きく2つのタイプに分かれます。
1つは、ファームにホームステイしながら、乗馬やカヤックなどのアクティビティなどが楽しめる観光タイプ。1週間程度の短期滞在が中心で、滞在費を払って観光目的で滞在しますので、就労ビザは必要ありません。
もう1つは、滞在するファームでしっかり働き、その対価として滞在費が免除されるというワーキングタイプ。こちらは1カ月から半年程度の中長期滞在が主で、ワーキングホリデービザなどの就労ビザが必要になります。
ファームステイの滞在先には、牛や羊、馬、ヤギ、鶏などを飼育する牧場と、野菜や果物などの農作物を栽培する農場やワイナリーに大きく分かれ、酪農と農業を兼業するファームもあります。
大自然が広がる海外のファームを舞台に、動物の餌やりや乳搾り、農作物の収穫、ワイナリーのお手伝いなどをしながら、優しいホストファミリーと交流を深め、海外の生活や文化に触れられるのは貴重な経験です。
観光タイプでは乗馬やカヤックなどのアクティビティを満喫でき、自然や動物と触れ合いながら、気軽に海外生活を楽しみたい人にぴったりです。
一方、ワーキングタイプでは、ファームの貴重な労働力として、ファームワークに加え、必要に応じて家事や買い物などのお手伝いもしますので、しっかりと腰を据えて海外現地の暮らしを体験したいという方に向いています。
また、大人から子どもまで家族揃ってファームステイを楽しめるプランもあります。日本の自宅を留守宅管理に任せ、家族でのびのびと海外暮らしを満喫することも検討してみてはいかがでしょうか。
ファームステイについては、海外留学等を企画・催行する会社がさまざまな滞在プランを用意しており、ホストや季節、国によって滞在条件が異なります。
なかでもワーキングタイプの場合、1日労働時間は6~8時間が目安で、体力を必要とする仕事も少なくなく、ある程度の英語力や運転免許が必要になる場合もあります。企画・催行する会社に詳細を確認したうえで、滞在先を検討するようにしてください。
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