サッカーやテニス、ラグビーなどのメジャースポーツだけでなく、世界各地では国や地方ならではのローカルスポーツも楽しまれています。ローカルスポーツの知識を少しでもかじっておけば、赴任先の地元の人たちとのコミュニケーションも広がるはず。海外赴任をいっそう楽しむためのヒントとして、ローカルスポーツをいくつかご紹介します。
南フランスで生まれた球技で、発祥国のフランスでは数百万人もの愛好者がいるとされています。ボールと一定のスペースがあれば気軽にプレイできるため、アフリカやアジア、北米などにもペタンクの輪は広がっています。ゲームはカーリングとよく似ており、ビュットと呼ばれるボールを基準に、持ち球を投げて相手チームよりもいかにビュットに近づけられるかの勝負。フランスに赴任されるなら、ちょっとした空き地でビールを飲みながらペタングを楽しんでいる光景に出くわすかもしれません。
その名のとおり、オーストラリア生まれのフットボールです。ラグビーボールのような楕円形のボールを用い、キックやハンドボール(ボールを拳で叩いてパス)によって敵陣にボールを運びます。ラグビーのようにボールを投げて味方にパスすることは反則。また、ボールを持って走る際には、15mごとに地面にボールをつけるか、ハンドボールのドリブルのようにバウンドさせないといけません。敵陣に4本のポールが直線上に立ち、内側の2本の間にボールを通せば6点、外側の2本の間を通せば1点が加算されます。激しいタックルや空中戦の攻防も見どころの一つ。オーストラリアではラグビーを凌ぐほどの人気を集めています。
東南アジアではメジャーな球技の一つです。バレーボールのようにネットを挟んで各3人構成のチームが相対し、籐製のボールを足や頭を使って敵陣に打ち込みあいます。「足のバレーボール」とも称され、足でボールを操るテクニックや巧みなラリー、アクロバティックなアタックシーンは圧巻のひと言。東南アジアでは空き地や学校のグラウンドなどで地元の人たちが楽しむ姿を見かけますので、赴任する際にはチェックしてみてください。
ハンドボールに似た、スイス生まれのスポーツです。トランポリンのように弾力のあるネットに攻撃側がボールを投げてシュートして当て、跳ね返ったボールを守備側がダイレクトにキャッチできなければ攻撃側の得点となります。3回以内のパスでシュートまで持っていき、ハンドボールと違ってドリブルは禁止です。相手チームのシュートやパスの妨害も禁止されているため、シュート側とキャッチ側双方の読み合いがゲームの鍵を握ります。
バトミントンのシャトルのように羽根のついたボール(インディアカボール)を、各4~5人構成の2チームがネットをはさんで手で打ち合うスポーツです。バレーボールと同様、サーブされたボールを3回以内で敵陣に返します。ドイツで考案されたスポーツで、イタリア、スイス、ルクセンブルクなどのヨーロッパ諸国で楽しまれています。実は日本にも愛好者がいて、2004年には茨城県つくば市で世界選手権も開催されました。
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