日本の学校の帰国子女受け入れ体制

日本のご自宅をリロケーションされていて、帰国後のお子さんの編入・入学先に公立学校を選ばれるなら、原則として住民登録を済ませたご自宅のある学区によって学校が決まります。一方で、国立・公立・私立ともに帰国子女受け入れ体制を整えている学校もありますので、こうした学校について理解を深めたうえで、お子さんの編入・入学先を検討するという手もあります。

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1. 小学校の帰国子女受け入れ体制について

日本の学校の帰国子女受け入れ体制

国立大学の付属小学校の一部では、帰国子女に向けて特別教育を実施する帰国子女教育学級を設けています。その受け入れ体制には、帰国子女学級を特別に設ける方式と、普通学級と混合で受け入れる方式があります。

また、公立小学校においても、地域によっては帰国・外国人児童生徒指導支援校、帰国子女教育受け入れ推進地域センター校、教育委員会指定の帰国子女教育推進校などがあり、私立小学校においても、同様に帰国子女受け入れ体制を整えている学校があります。

海外赴任先でのお子さんの学習習熟度はもちろん、リロケーション後のご自宅の学区の教育環境や通学の負担等も考慮のうえ、編入・入学先を検討することが肝要です。

2. 帰国子女を対象とした中学・高校受験

海外赴任やリロケーションを経て、お子さんが中学・高校受験を控えている場合、帰国子女を対象とした帰国生入試に関する情報収集も大切です。

中学校では、先述の小学校と同様、国立大学付属を中心に帰国子女学級を特別に設けている学校があり、私立はおもに一般生と混合で指導している学校が中心です。

一方、高校については、①「帰国子女の受け入れを主たる目的として設置された学校」、②「帰国子女の受け入れ枠を設けている、または特別な受け入れ体制を持つ学校」、③ 「帰国子女の受け入れに際し、特別な配慮をする私立校」に大別されます。
①の学校では、帰国生に配慮した入試形式が用意され、入学後には帰国生の長所を伸ばす教育を実施しています。②の学校への入試は、国語・数学・英語の3教科を課す学校が多く、一般入試と同一入試の学校でも帰国生に対して特別な配慮を行っています。③も国語・数学・英語の3教科入試がほとんどですが、入学後は一般生と同様の学級で学習を行っています。

帰国生入試の受験資格は、海外滞在年数、外国学校または日本人学校の在籍年数など、学校によって異なりますので、選考方式とあわせて各学校に直接確認してください。

3. せっかく身につけた語学力を伸ばせる「外国語保持教室」

また、学校教育とは別に、公益財団法人海外子女教育振興財団をはじめ、帰国子女が海外で身につけた語学力を帰国後も継続して保持・伸長させていくことを目的とした「外国語保持教室」を開設している機関もあります。

現地校のようにリラックスしながら学習できる雰囲気のところから、英検・TOEICなどの資格試験対策まで、教室によってカリキュラムはさまざま。対象は小学生から高校生まで幅広く、英語はもちろん、ドイツ語、フランス語の教室もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の編集者

リロケーション・ジャパン

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