帰国時のお子さんの転校手続き

海外出張・赴任から帰国する際も、リロケーションを利用していれば、帰国後の住居探しに手間取る心配がありません。そのぶん、その他の日本での暮らしの準備に専念できます。とくにお子さんと一緒に海外へ赴任されたご家族にとって、時間をかけて準備したいのが、お子さんの教育環境の変化への適応です。

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1. お子さんのケアには十分な配慮が欠かせません

帰国時のお子さんの転校手続き

リロケーションを利用されている場合、帰国前と学区が同じになることも安心材料となるでしょう。リロケーションされたご自宅の近所に同年代のお子さんをお持ちのご友人がいれば、学校の情報なども事前に確認することができます。

とはいえ、お子さんにとっては、海外から日本に生活の基盤を移すという環境変化は一大事。できるだけ負担にならず、日本の生活にスムーズに馴染ませるように、帰国時期は日本の学校の入学や新学期のタイミングに合わせたほうがベターです。また、帰国後すぐに編入となると、心の準備もままならないので、できれば日本の学校が学期休み中、もしくは休みに入る直前に帰国し、準備期間を設けることが賢明です。

2. 赴任先の学校に依頼し、転校手続きに必要な書類を準備

転校の手続きとしては、まず、海外赴任先で通学中の学校に日本への帰国予定を伝え、日本の学校への編入・入学に必要となる書類を揃えてもらうように依頼します。必要な書類は学校によって異なりますが、おもに下記があげられます。

◎成績証明書・在学証明書など就学を証明するもの
◎日本語学習の記録
◎健康診断書
◎内申書・知能テストの成績書・推薦状 など

いずれの書類も帰国後すぐに利用できるように、帰国の際に手荷物として持ち帰るようにしましょう。また、これらに加えて、赴任先で購入した外国語の本や教材なども、継続的な外国語学習をすすめていくうえで貴重なものとなりますので、あわせて持ち帰ることがおすすめです。

3. 「海外学校説明会・相談会」を活用して情報収集

また、欧米やアジアの主要都市では、公益財団法人海外子女教育振興財団による「海外学校説明会・相談会」が毎年開かれています。これは、日本の帰国子女受け入れ校の担当者が海外各地を巡回し、学校の情報や個別相談の場を設けるものです。2012年度には、北米ではニューヨークやワシントンDC、シカゴ、デトロイト、ヨーロッパではロンドン、アムステルダム、ブリュッセル、フランクフルト、アジアでは深セン、バンコク、ハノイ、北京で開催されました。

1日で複数の学校の情報を収集でき、映像等を通じて学校の雰囲気や生徒の様子を感じることができますので、帰国が決まっていない段階でも、先を見据えて参加してみるとよいでしょう。

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この記事の編集者

リロケーション・ジャパン

転勤期間中の留守宅を賃貸管理する「リロケーションサービス」のパイオニアとして、1984年より、多くの転勤者の持ち家の賃貸運営をサポートしてきた賃貸管理会社です。
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