海外赴任や海外転勤にちなんだ映画をピックアップ

海外赴任や海外転勤は、大きなライフイベントの一つであるといえます。海外赴任中は、仕事への情熱や葛藤、家族の絆、現地での新たな出会いや別れといった人間ドラマとも隣り合わせで、かけがえのない時間を過ごすことになるでしょう。そのため、海外赴任は映画の題材としても取り上げられています。そこで今回は、海外赴任にちなんだ映画を5本ご紹介しましょう。すべてDVDやブルーレイで発売されている作品ですので、興味がわきましたらぜひ鑑賞してみてください。

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海外赴任や海外転勤にちなんだ映画をピックアップ

1. 「沈まぬ太陽」

製作:2009年 日本 監督:若松節朗 配給:東宝

巨大企業である国民航空の労働組合委員長を務めていた恩地元は、職場環境の改善に力を尽くした結果、懲罰人事ともいえる海外赴任を命じられ、パキスタン、イラン、ケニアと次々と駐在を強いられる。家族とも離れ、焦燥感と孤独に耐え抜く日々を10年過ごし、本社に復帰した彼だったが、待ち受けていたのは航空史上最大のジャンボ機墜落事故だった。救援隊として現地に赴き、事故の惨状を目の当たりにする。会社の腐敗した組織を立て直すべく奮闘するが…。

累計700万部を超える山崎豊子のベストセラー小説を、渡辺謙を主演に壮大なスケールで映画化した社会派ドラマです。激動の高度経済成長期を舞台に、巨大組織の中で理不尽な扱いを受けながらも、信念をもって困難を乗り越えていく男の姿を力強く描き出しています。

2. 「サヨナライツカ」

製作:2009年 韓国 監督:イ・ジェハン 配給:アスミック・エース

舞台は1975年のタイ、バンコク。イースタンエアライン社の東垣内豊は、婚約者を東京に残してバンコクに赴任してきた。しかしある日、彼の前に官能的な魅力をもった女性、真中沓子が現れる。二人は互いに惹かれあい、やがて沓子が住まいとするオリエンタルホテルのサマーセットスイートで、ふたりの愛欲の日々が始まっていく。しかし、婚約を破棄することは出世の道を閉ざすこととなり、悩む豊は…。

辻仁成が原作の大人気恋愛小説を12年ぶりにスクリーン復帰を果たした中山美穂を沓子役の主演に、相手役に西島秀俊を迎え、「私の頭の中の消しゴム」の監督イ・ジェハンが紡ぎ出した切ないラブストーリーです。舞台となったバンコクのオリエンタルホテルは、創業約130年の歴史の中で初めてホテル内での映画撮影を許可したことでも話題となりました。その異国情緒漂う雰囲気をはじめ、タイのエキゾチックな情景が、物語の切なさを際立たせています。

3. 「燃ゆるとき」

製作:2006年 日本 監督:細野辰興 配給:東映

カップ麺を主力商品に大企業へ成長した東輝水産。カップ麺のアメリカ進出を果たすものの、安い製品を売り出すアジア企業の勢いに押され、売れ行きが下落。工場再生の使命を受け、資材担当の営業社員・川森潔は単身渡米する。現地のチームとぶつかりながらも新製品の開発に成功するが、信頼していた部下に裏切られセクハラの嫌疑がかけられる。
実在する食品会社をモデルにした高杉良の小説を、中井貴一主演で映画化した作品です。現地従業員のレイオフ、セクハラ嫌疑などの難題に直面しながら、商品開発や会社再建に奔走するサラリーマンたちの姿を骨太に描き出しています。彼らの仕事にかける情熱に、心が熱くなる1本です。

4. 「アマルフィ 女神の報酬」(2009年)

製作:2009年 日本 監督:西谷弘 配給:東宝

クリスマス目前のローマで開催されるG8外務大臣会合のテロ対策のために外交官の黒田康作がイタリア大使館に赴任する。しかし、赴任直後に日本人少女誘拐事件に遭遇し、この事件の通訳担当を命じられる。少女の母・紗江子に代わって、犯人からの身代金要求の電話に夫として出てしまったことから、彼も事件に巻き込まれることになり…。

織田裕二、天海祐希、佐藤浩市、戸田恵梨香ら、豪華キャストで送るサスペンスアクションです。緊迫したストーリー展開はもちろん、撮影はオールイタリアロケで、世界遺産の建造物が立ち並ぶローマや港町アマルフィの美しい情景も本作ならではの見どころです。

5. 「クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃」

製作:2015年 日本 監督:橋本昌和 配給:東宝

野原ひろしは、メキシコに生息するサボテンの果実を集めるために海外転勤を命じられる。ひろしは単身赴任を考えていたものの、妻みさえの「家族はいつも一緒」の言葉により家族全員でメキシコへ引越しをする。そこで待ち受けていたのは個性的な近所の人々と、歩き回って人間を食べる人食いキラーサボテンだった。

クレヨンしんちゃんといえば、幅広い世代に人気のアニメです。海外転勤の辞令が出れば、単身赴任をするか家族が帯同するかは真っ先に考えなければならない問題です。家族を思って単身赴任を考える父の葛藤、家族はいつも一緒にいなければという母の思いと野原家の決断には家族の絆を考えさせられます。
また、海外への引越しにあたって住んでいる春日部の町を離れるときのお別れのシーンが丁寧に描かれており、大人だけでなく子どもの目線でも海外への引越しを考えることができます。 子ども向けのアニメですが、泣けるシーンも多く、海外赴任について家族全員が考えさせられる映画になっています。

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リロケーション・ジャパン

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