ホームパーティや冠婚葬祭に招かれたら……
海外で暮らしていると、ホームパーティに招かれることも増えてくると思います。ホームパーティは現地在住の方々との親睦を深める絶好の機会。お誘いを受けたなら積極的に参加し、そのお返しに自らも自宅でパーティを催しましょう。新たな出会いにも恵まれ、人脈が広がり、海外赴任がいっそう充実したものとなるはずです。
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1. カジュアルなパーティでも最低限のエチケットは欠かせません
ホームパーティといっても、ランチやアフタヌーンティーなどのカジュアルなものから、ディナーパーティやダンスパーティなどのフォーマルなものまで様々です。招待状を受け取ったなら、パーティの趣向に合った服装を選び、ワインやお菓子などの手土産を持参して訪れると喜ばれます。
テーブルマナーなどを難しく考える必要はありませんが、周りに不快な思いをさせないように最低限のエチケットの心得は必要です。ただ、国や宗教によって習慣が異なりますので、現地での生活に慣れた日本人の知り合いや職場の方に、気を付けるべきことを相談しておくと安心です。
パーティでは日本人同士で会話するだけでなく、参加者みんなが会話に加われるように、自信がなくとも英語や現地の言葉で話すように心掛けましょう。そうすることで、言葉の勉強にもなるはずです。
2. パーティを開く際には、ちょっとした気配りと工夫が大切
パーティが終われば、できるだけ早めにお礼状もしくはEメールで、感謝の気持ちを伝えましょう。そして、パーティに招かれたなら、そのお返しにホストとして自宅でパーティを開くことも礼儀のひとつ。家族で協力しながらテーブルセッティングや料理のメニュー、BGMなどを考えるのも楽しいものです。
外国の方を招く際には、和テイストのテーブルウェアや日本酒、和食などを用意すると喜ばれると思います。ただ、招待客によっては、宗教や健康上の理由から食べられない食材がある方もいますので、事前に確認する配慮も欠かせません。
パーティ中はキッチンに立ちっぱなしになるのではなく、テーブルについて会話を率先して盛り上げることもホストの大切な役割です。あらかじめ家族と段取りを決め、役割分担しながらスムーズに料理や飲み物をお出しするように心掛けましょう。
3. 冠婚葬祭はその国ならではの風習にふれられる貴重な場
現地で冠婚葬祭に参列することもあると思います。冠婚葬祭にはその国ならではの風習や習慣が色濃く表れるため、赴任国を理解するうえでも重要な場となります。
お祝いやお悔やみの気持ちを伝えることができれば、すべてを現地のしきたりに倣う必要はないと思いますが、失礼のないように、ふまえるべき点は職場やご近所で事前に確認しておくようにしましょう。また、冠婚葬祭の公式行事では、服装は極力露出の少ないものを選んだほうが無難です。
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