名古屋市の賃料査定！確認すべき賃料相場とおすすめの会社の選び方

中部圏の中心都市である名古屋は、全国から多くの人が集まる街です。
国内の代表的な大手企業も名古屋市に存在するため、名古屋市にはファミリー世帯の転勤族が多く引っ越してきます。
また、若い単身世帯も、就職や進学をきっかけに名古屋市に移り住む人が多いです。

名古屋市は賃貸需要が強い街であることから、家を賃貸に出せば高く貸せることが期待できます。
名古屋市で賃料査定を依頼するなら、どのような会社に依頼すれば良いのでしょうか。
この記事では、「名古屋市の賃料査定」について解説します。

名古屋市の賃料相場

最初に名古屋の賃料相場について、紹介します。
名古屋の賃料相場は、下表のとおりです。

間取りが大きくなると、賃貸面積が広くなることから、家賃の総額は上がります。
また、家賃は物件の条件によっても異なることが一般的です。
同じ間取りであっても、立地や築年数等の条件によって家賃の相場は異なってきます。

次に、名古屋市における直近1年間のマンションの賃料単価の推移を紹介します。
名古屋市の賃料の推移は下図の通りです。

出典：東京カンテイ「賃料月別推移」

名古屋市の賃料は、総じて上昇傾向にあります。
前半に関してはやや下落傾向が見られましたが、後半から勢いよく上昇している傾向が見られます。

名古屋市の特徴

名古屋市の人口は、2024年6月1日時点において2,329,553人です。
人口は増加傾向にあり、他の地域から多くの人が転入してきています。

名古屋市は、三大都市圏である中部圏の中心都市です。
トヨタ自動車や三菱重工業といった国内屈指の大企業が集積しており、国内からだけでなく世界からも多くの人が集まってきています。

名古屋市は家族世帯の転勤者も多いことから、ワンルームだけでなく、ファミリータイプの賃貸需要も強い点が特徴です。

名古屋市の今後の賃料予測

名古屋市の家賃動向は、名古屋市内の地価動向を知ることで予測することができます。

理由としては、不動産の価格は賃料の先行指標とされており、賃料は価格の値動きに遅れて変動するからです。

ここで、以下に日本の土地価格(地価公示)と家賃指数の長期指数を示します。
地価公示とは、国が毎年行っている土地単価の調査のことです。
家賃指数とは、住宅の家賃の値動きを指数化したものを指します。

出典：地価公示「国土交通省　地価公示」、家賃指数「総務省　消費者物価指数」

地価公示のピークはバブル時代の1991年であるのに対し、家賃のピークは2003年です。
家賃は地価に遅れて上昇し、地価が下落しても家賃の上昇はしばらく続くことがわかります。

次に、名古屋市の住宅地の地価公示平均価格の推移を示します。

出典：名古屋市「地価公示(住宅地・商業地平均価格)の長期推移(市・区別)」

名古屋市の住宅地の地価は、過去10年間において総じて上昇傾向が続いている状況です。
名古屋市の地価は引き続き上昇する可能性が高いことから、家賃に関しても上昇が継続していく見込みが強いといえます。

名古屋市で賃料査定を依頼すべき会社の選び方

この記事では、名古屋市で賃料査定を依頼すべき会社の選び方について解説します。

管理実績の豊富な会社を選ぶ

まず、賃料査定で重要な点は、賃貸物件の管理実績が豊富な会社を選ぶという点です。
不動産会社は、大きく分けて売買仲介に強い会社と賃貸仲介に強い会社の2種類分かれます。

賃貸仲介に強い会社は賃貸に注力していることから、管理を受託している物件に空室が発生するとすぐに入居者を決めてくれます。
そのため、賃貸仲介に強い会社に管理を依頼すると、それだけで空室リスクが下がる点がメリットです。

賃貸仲介に強い会社は、多くの貸主から支持を得ることができるため、結果的に多くの管理物件を受託することになります。
つまり、管理の実績が豊富であるということは、賃貸仲介に強いことの証です。

一般的に、管理実績の豊富な会社は、ホームページ等で管理戸数を公表しています。
管理戸数を大々的に公表している会社は、賃貸仲介に強いといえます。

また、管理実績の豊富な会社は、入居審査の経験値も高いです。
入居審査には、経済面の審査と人物審査の2種類があります。
経済面の審査とは、家賃の支払い能力に関する審査です。
人物審査とは、素行の悪い人を事前に排除し、適正な入居者に絞り込むための審査になります。

人物審査に関しては、管理会社の高い経験値が必要です。
管理実績の豊富な会社は、入居審査の経験値も高いことから、自然と善良な借主を選別することができ、安心して家を貸せるようになります。

リロケーションなら実績のある会社を選ぶ

リロケーションを選択する場合には、リロケーションの管理実績がある会社を選ぶ必要があります。
リロケーションとは、転勤等の間に一時的に家を貸す賃貸のことです。

転勤による一時的な賃貸は、貸主が転勤から戻ってきたときに借主に確実に物件から退去してもらうことが必要となります。

一般的に用いられている普通借家契約と呼ばれる契約は、貸主側から簡単に契約を解除できないことから、確実に物件を返してもらうことができません。
そこで、リロケーションでは基本的に定期借家契約と呼ばれる賃貸借契約を用います。
定期借家契約とは、更新がなく賃貸借契約の期間満了時に確実に終了する契約のことです。

定期借家契約は普通借家契約とは異なり、煩雑な契約手続きが必要となります。
管理会社が定期借家契約の手続きに慣れていないと、契約上のトラブルが発生する恐れがあります。

そのため、リロケーションを利用するには、定期借家契約の契約手続きに慣れた管理会社に依頼する必要があるのです。

例えば、一般的なアパートだけを管理している会社は、定期借家契約をあまり使用しないことから、定期借家契約に不慣れな恐れがあります。
リロケーションを利用する場合には、管理会社のホームページでリロケーションの実績があるかをしっかり確認することが必要です。

サービスが充実した会社を選ぶ

管理会社を選定するにあたっては、サービスの充実度も考慮することをおすすめします。
大手の管理会社では、様々な付随サービスを提供している会社が存在します。
例えば、借主に家賃の不払いがあっても賃料を保証してくれるサービスや、貸主が負担すべき修繕費用を一定額まで負担してくれるサービスが付随サービスです。
付随サービスがあれば、家を貸すことに対する不安感を払しょくすることができます。

また、管理会社のサービスで注目したい点には、ITサービスもあります。
ITサービスとは、オンラインで入居希望者に対し重要事項説明を行ったり、電子契約を締結したりするサービスのことです。
これらのITサービスが充実している会社は、遠方からの入居者を決めやすくなります。

名古屋市は全国から借主が集まる街であるため、ITサービスの重要性は高いです。
賃料査定を依頼する前に、ITサービスを積極的に導入している会社であるか否かを確認することが望ましいといえます。

まとめ

以上、名古屋市の賃料査定について解説してきました。

名古屋市の家賃の相場は、3LDKで8～15万円程度となります。
名古屋市の地価は上昇が継続しており、家賃も引き続き上昇する可能性が高いです。
名古屋市で賃料査定を依頼するなら、「管理実績の豊富な会社を選ぶ」や「リロケーションなら実績のある会社を選ぶ」、「サービスが充実した会社を選ぶ」がポイントとなります。

家の賃貸を検討している方は、早速に賃料査定を依頼して頂ければと思います。